心を育む｜東京都北区のペット霊園・東京動物霊園

私共は、小学校等で飼育している動物が亡くなった際に火葬・埋葬する事業の
手伝いをしております。

先日、兎を亡くされた北区の小学校の生徒さんがお参りに来てくれました。
その子達は三年生くらいで男女あわせて１０人のグループです。同じ北区に住ん
でいる子達なので霊園まではそう遠くないと思われますが、子供だけ、しかも１０人。
ここまでどうやって来たのだろう？どうしてお参りに来ようと思ったのかしら？と思い
ながら見守っていました。彼らは共同墓地の前でどうやってお参りするのか一生懸命
相談しています。そこには先生も親もいませんが、先生に言われた事、お父さんや
お母さんに言われた事に自分たちの気持ちを加えて話し合っていました。そして皆、
友達の意見を聞いて自分も意見するという事が自然に出来ているようでした。

背が大きくなったり、勉強していい点数をとったりする事も大切な成長です。ですが、
見た目にわかりにくい内面の成長も大切。そしてそれは教える事が難しいように思い
ます。お参りに来た子供達は、動物の飼育を通して命を育み、動物の様子を見て感
じる心、仲間と相談し協力する事で友情や信頼をその内面に芽生えさせ育くんでいる
と思いました。

人を豊かにするのはお金や物だけではないと私は思います。目では見えない、価値の
つけられない何かを感じられる心があってこそ得られる喜びがあるのではないかと・・・。
今回の体験で得た事を彼ら自身の中で更に大きく育んでいってもらいたいと思います。